メディマット　フットケア

特長

■ カバー部

　防水機能と透湿機能を併せ持つ「ルストレ EPX」素材使用。構造面からも防水が重視されており、体液や汚物の内部染み込みをシャットアウトします。カバー洗浄（洗濯機の使用や、次亜塩素酸ナトリウムなどによる消毒）のみでもマット全体の清潔を保ちやすく、看護者の使い勝手にも配慮しました。透湿機能により汗などの水蒸気を外部へ拡散。また、素材表面には銀イオンによる抗菌・防臭加工が施され、衛生的にご使用いただけます。

※家庭用洗濯機での脱水・乾燥は避けてください。洗濯機の破損につながる恐れがあります。

■ マットレス部

　上層部に低反発ウレタンフォームを、下層部に高反発ウレタンフォームを用いた２層構造。足部をやさしく包み込んで負担を軽減すると同時に、沈み込みすぎることを防ぎます。寝返りを打っても下肢挙上状態を維持しやすく、使用される方の安眠に配慮した構造です。

■ 製品寸法

■ メディマット　フットケア発売によせて

　足のむくみケア、足部や足関節周囲のきずの予防と治療において、足を安全に挙上すべき状況は少なくありません。これまでいろいろなマットを試してきましたが、以下のような欠点がありました。

• ベット幅に対してマット幅が足りないため、寝返りを打った際に足がマットから落ちてしまう。
• 下腿からアキレス腱までを挙上するにはマット丈が長すぎる、あるいは短すぎる。
• 体圧分散できないマット素材のため、膝や股関節を曲げた際、足がマットにのって褥瘡の原因となる。

　体圧分散と透湿性とを備えたメディマットの丈が短くなれば、理想的な下肢挙上マットになるのではと考え、このたびテックワン株式会社に開発をお願いしました。メディマット　フットケアによって、下肢挙上と足部の免荷が安心してできるようになったと実感しています。

花田式フットケア研究所　代表　花田　明香

花田氏　略歴

2000年3月　山口大学医学部卒業
2000年4月　山口大学第一外科学講座
2001年1月　済生会下関総合病院心臓血管外科
2001年8月　山口大学器官制御医科学講座（第一外科）
2002年8月　愛媛労災病院外科・胸部心臓血管外科
2005年1月　山口大学器官制御医科学講座（第一外科）
2006年4月　公益社団法人有隣厚生会東部病院血管外科
2013年8月　同院血管外科医長兼フットケアセンター長就任
2017年7月　医療法人社団喜生会新富士病院外科診療部長兼血管外科センター長
2021年7月　「富士 足・心臓血管クリニック」開院